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続ける力

「継続は力なり」

 

この言葉に疑問を持つ方はあまりいないと思います。

 

でも、実際に続けることのできる人は限られています。

 

そのため、続けるだけでひとつの個性になっていたりします。

 

もちろん何かを続けるということは決して簡単ではありません。

 

心が折れそうになることも少なくないです。

 

そんな中でも、続けていると何かが起こります。

 

その「何か」に出会えたときは、とてもワクワクします。

 

私についていえば、このブログを毎日書くことが今最も分かりやすく毎日続けているものです。

 

正直、毎日ネタを見つけて書くのに四苦八苦しています。

 

日をまたいでの更新になってしまうこともしばしば。

 

それでも、なんとか続けています。毎日ブログを書いている法曹ってあまりいらっしゃらないので、それだけで意味があるような気がするのです。

 

そして、ブログを続けているとちょっとしたことが起こります。

 

Twitterをたくさんの方にフォローしていただけるようになりました。

 

今までとは違った形で色々な人と会う機会に恵まれるようになりました。

 

応援してくれている方も少しずつ増えてきてくださっています。

 

こんな感じでラッキーなことが増えてきています。

 

続けると何かが起こります。何もしなければ何も起きません。シンプルですが、重要なことのように感じられます。

 

そして、これは多くの物事にもあてはまるように思います。

 

以前こんなツイートをしました。

 

今日もこのバンドのライブに行ってきました。そして、普段ほとんどライブでやらない曲を聴くことができました。

これで、私は、このバンドが生演奏したことのある曲を全てライブで見たことになります。ファンになって長かったですが、継続してライブに行くことで好きなバンドの曲をライブで網羅するというちょっとした喜びを得ることに繋がったのです。(そもそもライブに行けること自体が喜びではあるのですけどね。)

 

そして、このバンドは今年で結成10周年。これもひとつの継続です。長く応援し、見てきた自分としては、彼らが続けることでたくさんの良いことが起きているのを知っています。

 

イチローさんの通算安打数や森光子さんのでんぐり返しの数のような大記録も継続の産物ですよね。

 

私は、勉強でも、仕事でも、趣味でも、継続の先に起こる出来事をとても楽しみにしています。だから、とにかく続けてみようと思います。

大学の同期とごはんに行った話

今日は大学でサークルが同じだった同期に誘われて夜ごはんを食べにいきました。

 

異性だし、大学を卒業してからみんなで会うことはあっても一対一で会うことはなかったし、誘ったり誘われたりしたこともなかったので、ラインが来たときは結構びっくりしました。当日ですし。

後から知ったのですが、職場がかなり近いらしいことを他の同期から聞いていたので誘ってくれたらしい。

 

誘われたら基本的に乗るのがマイルールなので、二つ返事でOKを出しました。

 

その人はお父さまが弁護士をされているので、こちらの話にも理解があるし、ご自身も企業で立派にご活躍されていて、話していて勉強になることが多かったです。

 

「どんな仕事にも共通する大事な要素があるんだなあ。」

「自分はやっぱり弁護士が向いているんだろうな。」

「社会人としての経験値の高さは魅力的だな。」

なんて思ったりしました。

 

転職の経験が多いので、なぜ転職したのかとか、転職したことをどう捉えて今に活かしているのかのお話とかも面白かったですね。

会社勤めで転職するのって経歴やお給料の面で結構リスクもあると言われていると思うのですよね。弁護士と比べて。それを踏まえつつも実際に行動できた原動力がどこにあるのかが気になって色々聞いてしまいました。

(ちなみにリスクの話はあくまで一般論。私個人は転職ってあんまりリスクは大きくないと思っています。現状維持の方がかえってリスクになっていることも少なくないはずなので。こういうことを面と向かって人に話すのは面倒な人だと思われそうなので、話さずに飲み込みます。)

 

それにしてもサークルの同期たちとの関係を思い返してみると、とても不思議な感じです。特別仲が良いとまでは言えないのですが、定期的にきっちり集まるくらいにはまとまりがあり、気のおけない間柄。良い塩梅の距離感なんでしょうね。

気を使わずにいられる人と会って話せるのは大きいです。特にいろんな職種のお話を聞けるのは楽しい。自分からももう少しこういう機会を増やしてみようかなと思います。

 

最後に頼んだジンジャーエールが思ったより辛口で喉がヒリヒリしているmickでした。

司法修習総まとめ

これまでに司法修習に関する記事をたくさん書いてきました。読んでくださる皆様が、ローブログ内で目的の情報に辿り着けるようにおすすめの記事をピックアップしてまとめておきます。

この記事で紹介するものに限っても全て合わせるとかなりの情報量になるので気になるところから読んで頂ければと思います。

 

1 リンク先

 

⑴ 起案・二回試験対策

 

lawblog.hatenablog.com

 

こちらの記事にさらに各科目の書き方の記事のリンクを貼ってあります。印刷すると勉強しやすいとの感想を修習生からいただいたので、良かったら試してみてください。

 

⑵ 導入修習

 

lawblog.hatenablog.com

 

⑶ 実務修習

 

lawblog.hatenablog.com

 

lawblog.hatenablog.com

 

lawblog.hatenablog.com

 

lawblog.hatenablog.com

 

⑷ 集合修習

 

lawblog.hatenablog.com

 

⑸ 選択修習

 

lawblog.hatenablog.com

 

⑹ 二回試験

 

lawblog.hatenablog.com

 

上記以外にも司法修習に関する記事があります。「legal apprenticeship」のタグをクリックするとチェックできます!

 

2 おまけー司法修習を知りたいならこれを見よう!

 

⑴ ブログ

 

司法修習といえばこのブログ。修習生の多くが一度は目にしたことがあるはず。

司法修習の手続関係を中心に多くの情報がここにまとまっています。 司法修習で何か気になることがあったら、まずこのブログをチェックしてみると良いです。

yamanaka-bengoshi.jp

 

 

⑵ 書籍

 

この本には司法修習生(に近い世代の)生の声が集約されています。

法曹三者の司法修習の時のお話や法曹になってからのお話がコラムとしてあるので、任官任検志望者にも参考になるはず。弁護士のお話も色々な方向で活躍している方々を取り上げているので学びが多いと思います。

司法試験に受かったら: 司法修習って何だろう?

司法試験に受かったら: 司法修習って何だろう?

 

 

責任感を持つということ

「責任感を持って仕事に取り組もう」

こう思っている方は非常に多いと思います。

 

私もそのように思っています。

しかし、実際に仕事をしてみると、その思いを形にするのは非常に難しいということに気がつきました。

弁護士の場合ですと、新人のうちはそれぞれの案件を先輩と共同受任した上で、新人が基本的に対応し、先輩が指示を出していくという形で案件に携わることが一般的に多いです。そうすると、新人の自分が一生懸命やらないといけないですし、やっているつもりでいるのですが…現実にはできていない。過程も結果も満点には程遠いなと思うことばかり。

それは、先輩頼りになって指示に期待してしまったり、詰めの甘さが出てしまったりするといった自分の心の弱さに起因します。

当初は「実力が足りていないから仕方ない」という言い訳をして逃げかけていたのですが、「今の自分でもできることがたくさんあるのではないか」と福永活也先生の『日本一稼ぐ弁護士の仕事術』を読み直していて思い直し、反省した次第です。

 

幸い抱えている案件も、今の時点では一般的な弁護士と比べれば少ないはずですし、フルスイングしこうと腹をくくり、ある案件の対応に徹底的に取り組んでみました。その上で先輩に報告すると明らかに反応が良かったのですよね。

それで「できないなりにも頑張ること」が大切なのだなと改めて気づきました。

 

思えば、司法修習中もがむしゃらに取り組んだ時に成果に繋がることが多かったものですから、自分はこういうスタンスでやっていくのが性に合っているのだろうなと。もちろん、努力が必ずしも結実するとは限らないのですが、心血を注いで取り組むことをお客様からは求められていますし、誇りを持って仕事に臨むことは自分の弁護士としてのプライドを大切にすることにも繋がります。

逃げの姿勢を作らない。仕事への取り組みに隙を作らない。油断するとすぐに堕落が待っているので、気をつけようと思います。

 

どの案件であっても、「自分がこの案件を解決するんだ!」という気概を常に忘れず、日々邁進して参ります。

頑張れという言葉の残酷さ

「頑張れ」「頑張って」という言葉の残酷さに気がついたのは2回目の司法試験を受けることになった頃からです。

 

先に受かった友人たちを中心にそういった言葉をたくさんかけてもらいました。もちろん、それが優しさからであることは良く分かります。

しかし、それらの言葉は、当時の私にはとても冷たい言葉でした。

なんと言ったら良いのでしょう。どこか他人事な感じがする(実際そうなんですけど)というか、突き放されている感じがするというか。それでいて、結果が伴ったら一緒に喜ぶよという雰囲気もあって。すごく捻くれていると思うのですが、そういう応援のポーズをとるための都合の良い言葉に思えて仕方なかったのですよね。正味、自分の中ではどうにかしようと頑張っている訳ですし、そんなこと言われても…と思う部分もありました。

 

そういうのが辛くなって、私は結構な数の人との連絡を断ちました。繰り返しになりますが、優しさでそういった言葉をかけてもらっているのは重々承知していながらです。残念ながら、時に優しさが人を傷つけることもあります。

連絡を断つ前、何人かにそういう自分の気持ちを伝えました。もちろんそれには賛同してくれます。それで分かってくれたと思ったら、しばらくすると似たような言葉が発せられるようになります…こちらはありがとうと言うしかなく、それがまた辛くて。連絡を断つに至りました。

 

(ちなみに、連絡を断った友人たちですが、何かしらのきっかけで再び繋がりはじめています。

こんな感じで、縁があればまた繋がるので、無理に関係を紡いでいく必要はありません。)

 

今でも声をかけてくれたみんなには感謝していますが、ある種冷淡な視点から、人の気持ちを本当に理解しようと努められる人はほんの一握りなのかもしれないなという気づきも得ました。

 

この気づきは遠回りをしたからこそだと思っていて。おそらく、感覚的には誰もが分かっていることではあるはずですが、身をもってでしかその真髄みたいなものは体験できないのではないかと。これをどう社会に還元していくかが私の今後の大きな課題であると思っています。

 

こういう善意と苦境の渦にのまれるのは大変に辛いものであります。

ここから逃れるには、何かしらの力で潮目を変えないといけません。多くの場合は自力が求められます。

司法試験受験の場合ですと、次の試験まで期間がありますから、それまで耐えるのはかなりの負担です。

それでも、その先に目指すものがあるのなら折れずに前に進んで頂けたらなと思います。結果はどうであれ、その姿勢は、とっても素敵です。

 

最後に、自分が言われて嬉しかった「頑張れ」の使い方をして締めようと思います(寄り添ってくれている感じがします)。

今、何かに苦しんだり、不安になっているそこのあなたに向けて…

 

お互い頑張りましょう。