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藍染惣右介

藍染惣右介は言いました。

 

「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ。」

 

弁護士の仕事をしていると、強い表現で非難する文章に出くわすことがしばしば。

けれども、十中八九、その手の類のものの中身は取るに足りません。

もちろん、クライアントの意向がありますので、感情的な要素を文章に乗っけることも必要な場面があるとは思います。でも、生身の人間(それを抱える会社も含む。)に向かって発するには「あんまりでしょ」と思うものを見たり、受け取ったりすると、すごく残念な気持ちになります。

ま、流儀、考え方の違いも多分にあるのでしょうが、そうした表現は、相手や裁判官をナーバスにしますので辞めておいた方が得ではあるはずなんですよね。

こちらが負け筋で受けているものでも、相手が大事な事実をおろそかにして非難に終始してくれるおかげで、上手くいったケースもあります。

そんな訳で、冒頭のフレーズは、割と真理なのではないかと思ったり。