就職活動について(その3)
就職活動についてこれまで2つの記事を書きました。
→採用時期の波、自分の方針について
→選考内容について
大まかな流れはこれらの記事で書けたかと思います。今回は、書き残したことを思いつくままに箇条書きで書いて書いていきます。
・就活をはじめるタイミングは合格者によって様々。
・内定の獲得時期で焦る必要はない。内定獲得の時期の先後で優秀さが決まるものでないことは、きちんとした人は分かっている。
・知り合いの弁護士に会ったり、事務所訪問をさせて頂くと良い。コネでの紹介や応募する事務所の噂を聞ける。
・応募する事務所の出身の弁護士に接触できたら積極的に話を聞く。中にいた人の情報は貴重。
・応募する事務所のHPは良く見る。得られる情報は多い。
・所属弁護士の修習期や年齢層をチェックする。偏りがある場合は、その理由につき検討の余地あり。
・東京の場合は弁護士の所属弁護士会も事務所の雰囲気をつかむヒントになる。
・資格は取っておくと評価されることもある。面接の際の話のタネにもなった。
・ニッチな資格は事務所とのマッチングに疑問を与えることもある。自分は知財系の資格を持っているため、一般民事のウエイトが大きい事務所において企業法務を中心にやりたいんじゃないかと指摘された。きちんと切り返せば問題はない。
・語学力や海外在住・留学経験はかなり強力なアピールポイントになる。
・いずれにしても何か取り組んでいることがあれば、履歴書に書けるような形にまでは昇華させる。
・準備不足はすぐばれる。
・競争相手が司法試験合格者であるという視点を忘れてはならない。
・上座の位置など基本的なマナーはおさえておくと良い。
・NGワード・自滅には気をつける。
・とりあえず様子見のつもりで書類選考に応募したとしても、落とされると結構落ち込む。
・面接時は意外とこちらも相手を見る冷静さがある。面接官の対応で、入所してからの扱われ方がある程度想像できる。
・同期が他に入所するかは結構重要な気がする。
・会食になった時はごはんを食べるスピードに注意。弁護士は食べるのが早い。
・修習生の場合は、自分を良く見せることよりも、伸びしろを見せることの方が大切かもしれない。即戦力を求めるなら中途採用をするはず。
・メールが迷惑メールボックスに振り分けられていることがあった。こまめにチェック。
・履歴書の写真は写真館で撮影した。
・面接の日は、少し早めに行って事務所付近を散策した。周辺の状況(法律事務所が多い等)を知っておくと会話時に幅を持たせることができることがある。
・さすがに複数の弁護士と1人で話すのは緊張する。圧がすごい。
・グループ面接での他の方の回答や姿勢はとても参考になる。
・学歴は思った以上に重視される。良くも悪くも。
・東京は各地から就活をしに人が集まってくる。
・就職コンサルをつけている事務所(用紙のフォーマットが同じなので大体気づく)だと採用過程に変化球が混ざってくる。
・アットリーガルで募集をかけているところは各種成績の提出を求めているところが多い。
・ひまわりは応募しているところをひとつひとつチェックしなければならないという点では使いづらい。しかし、守備範囲は広い。
・たくさんの人を見てきている分、企業の採用担当者は人を見ることに優れている。
・どの弁護士事務所も大抵「うちは自由です」という。しかし、その意味するところは様々。
・「教育」の意味も様々。型を叩き込むパターンと自主性を重んじるパターンでは全く違う。
・修習前の今の時期でも、公募していない事務所が良い人を探していることがある。
・先に1回で受かった(予備も受かってる)ロースクールの同期が結局就職できず、即独したらしい。人格も全く問題ないので、就活に力を入れていなかったのが原因か。
以上。
結局、情報収集や情報の精査、事前準備の大切さということに尽きるのかもしれません。
さて、もうすぐ司法修習がスタートします。気を引き締めて頑張ります。