LAW BLOG

bar exam & legal news

身体拘束からの解放

刑事事件では、身体拘束からの解放がまずもって大事になります。

しかし、こちらの意見書を踏まえて却下になることや準抗告が通ることは滅多にありません。

 

それでも、わずかな望みにかけて、真剣に資料を集め、構成を練って取り組んでいます。なので、裁判所から残念な結果の連絡があるたびに落ち込みますし、恥ずかしさを感じます。

 

こういう時、神山智史弁護士の『五・七・五で伝える刑事弁護 その原点と伝承』の21番の句を見返して勇気をもらいます。

こちらの本は、刑事弁護に携わる際の心構えが学べるもので、壁にぶつかった時に読み返したりしています。

 

諦めずにチャレンジを続けていきたいと思います。

何を目標にするか

弁護士になってもうすぐ1年。

仕事をしていく中で、期待以上のことを感じられたり、間違っていたなと思うことがあったり、色々と感覚が変わってきた気がします。

 

そうしたあれこれを通じて、目標とするものに変化が生じてきました。

一番大きな変化は、弁護士という点にこだわりすぎない方が良いなと思いはじめたいうところですかね。

人としての成功みたいものを考えていきたいなと。

弁護士としてどうあるかは、その前提にすぎなくて。もっというと、前提にすることすらしない方が良いのかもしれないです。

 

広い視野をもって、自分にできることを考えてみたいと思います。目指せシマウマくらいの視野の広さ。

守秘義務とインターネット

弁護士には守秘義務があります。これとインターネットとの相性は非常に悪いです。

 

そのため、このブログやSNSでも基本的に事件に関するようなことにはタッチしないようにしています。

ギリギリのラインを見極めて、踏み込んだお話しすればもっともっと興味を引く内容になるとは思います。けれども、私はそれをしないようにしています。

ギリギリのラインは不明確ですので見誤る可能性があります。そして、見誤った場合に1番ダメージを負うのは、お客さんです。お客さんを危険にさらすことはできません。

 

守秘義務があることによって弁護士が得ている信頼は大きいと思っています。だからこそ、弁護士としても、お客さんからいただいている信頼を大切にしなければいけないと感じます。

そんな訳で、私は通常よりも広めに守備範囲をとって考えるようにしています。

結果として、最近、つぶやくことがなくなり、おやつのツイートが増えてきました。

 

 

外で会話をする際も、特定に繋がる話をしないのはもちろん、割と多めにフェイクを混ぜています。

長年嘘つきをやっているとこの辺は息を吸うようにできます。自慢気に言うことではないですね。すみません。

二回試験が近づいてきていますね

73期の二回試験が近づいてきていますね。

即日起案の前あたりには、このブログの二回試験関連の記事の閲覧数が伸びます。ありがとうございます。

 

Googleサーチコンソールでチェックはしていないのですが、簡易のアクセス解析でも、結構な閲覧数があることは把握しておりまして。

下手すると1日あたりのべ100人以上の修習生の方にご覧いただいている可能性もあります。修習生の数からしたら少なくない割合です。恐縮です。

 

私の記事は、自分の受けた二回試験の直後に書いたものですので、知識・情報としての鮮度は高い方だとは思います。ただ、この時期になってくると皆さまにとってどれだけ有益なものとなっているかは分かりかねるところです。

 

二回試験のポイントや対策は色々考えられるところではあるのですが、(このブログも含め)あまり情報に流されすぎずにシンプルに集合修習等でやったことの復習をするのが良いと思います。

また、自分とは別の班の集合修習の情報は得ておくことをおすすめします。特にB班の集合修習の解説では、明らかに二回試験の内容の示唆に近いものが複数あったと記憶しています。

 

ちなみに、私は、試験直前期に流れてくる諸先輩方の試験内容に関わるアドバイスはなるべくスルーしていました。各アドバイスが真剣なものなのか、事実なのか分からないからです。司法試験の時と同じですね。

 

※追記

この記事を投稿してから数日の間にも、私が危惧している諸先輩方の試験内容に関わるアドバイスを多く目にしました。主にTwitter上で。

断定的な話として語られているものについても、私からすると「本当にそうかな?」と思ったりするものもあり、ちょっと心配です。

本文に書いたとおり、修習を通じて得た現場の情報をベースにするのがよろしいと思います。

 

 

心の波

仕事をするにあたってテンションやモチベーションを維持していくのってなかなか難しいなと思います。

 

ふとした出来事でコロっと揺らいでしまいます。

悲しいことに主に低下の方向に。

 

(「コロっと」って書いていてふと思ったのですが、「おむすびころりん」ってフレーズなんかかわいいですね。全然関係なくてすみません。)

 

メンタルのコントロールってすごく繊細でパワーのいることで。色々な本なりyoutubeなりを見て自分なりにどうにかしようとしているところです。

 

しっくりきていないなりにも評価できるところがひとつだけあります。

今のところ、マイナスの方向に振り切れていないという点です。逃げ出したくなったりするところまでいっていないのは良いことかなと思っていて。それは芯の部分がブレていないからなんだろうなと。

目に見える成果自体は、なかなか出ていなくて焦るのですが、それでもシンプルに考えて王道に近しい方法でやっていけば間違いないだろうというイメージはあり、そこについては継続できているといったところです。これがブレない芯の部分。

成果がはっきり出るのは早くても数年後だと思うので、ここで腐らないことが大事ですね。

あ、これほとんど全部自分に言い聞かせたり、頭の中を整理しようとしているだけなので、読んでくださっている皆さまは生暖かく見守っていただければと思います。自分本位な内容で申し訳ないです。

 

なんでこんなことを書いているかというと、同期で、既に目立って活躍されている方とか、素晴らしい事務所に所属されている方、独自の路線でのびのびやっている方の様子を見ると羨ましかったり、もどかしかったりするのですよね。

自分の路線は、これらの方とは違っているというのは重々理解しているのですが…どうしても停滞感みたいなものを感じてしまいます。比較しすぎるのは良くないですね。

 

とにかく自分ができることは日々の頑張りだけですね。毎日を大切に過ごしていこうと思います。

思ったことを取りとめもなく書いてしまいました(いつものことかも?)。ではまた。