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相手の方からの声

司法修習生の際、民事弁護教官が、「相手方当事者から自らの弁護活動につき賛辞を送られることは弁護士冥利に尽きる」とおっしゃっていました。

 

先日、私も相手方との面談の際にそうした言葉を頂くことができました。

その方は、多くの弁護士とやりとりをされている方ですので、一筋縄ではいかない場面も少なくありませんでした。

それだけに最初はとても驚きました。後から冒頭のお話を思い出してじわじわと感謝の気持ちが出てきたという感じです。

実際にご依頼のお電話まで頂いたので社交辞令ではないのでしょう。(利益相反等の関係でお受けできなかったのですが、こういう時に信頼できる弁護士を紹介できると良いなーと思いました。)

 

本当にありがたいです。

 

「目の前の仕事を一生懸命やると自然と仕事がついてくる」という話にはこういうパターンもあるのですね。勉強になりました。

 

この方とのやりとりでもうひとつ学んだことは、相手の求めているものをしっかりキャッチした上で形にして投げ返すことの大事さです。

相手の求めていることは、相手の言葉や行動から読み取れることも少なくありません。ここへのアプローチがしっかりできれば、良い方向に話が進められることもあると思います。

 

ご依頼頂いた方のみならず相手の方や関係者の方の気持ちにも配慮できる弁護士になれるよう努めます。

言うのは簡単ですが、実際にやるのは難しい。とても。