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省エネや休むことの大切さ

ローブログでは、これまでに色々な記事で積極性が大事になる旨のことを書いてきたかと思います。

ですが、それは努力目標であったり、理想論的なものであったりもするので、必ずしもそのように振る舞うことが正解ではないんだということをお伝えしたいです。私自身、満足に積極性を発揮できていたかというと疑問もあります。

これは積極性に限らず、私が綴るどのような意見についてもあてはまることかもしれません。私がこのローブログやTwitterで書いていることは、私なりの工夫や考えをしたためているにすぎなくて。あくまで、ひとつの例示だと受け取って頂きたいのです。エゴなのかもしれませんが。

 

人それぞれに様々な生き方があって良いと思います。もちろん、それが好みかどうかはありますが、人の道から外れていなければ、それを私は否定しません。

「好きか嫌いか」と「許されるか許されないか」は別次元のお話のはずなのですが、これらをニアリーイコールで考えている方も少なくないと思っていて。私の意見を受け取った方に、「私の意見と相容れないものを全て否定している」ように捉えられてしまうのは本意ではないなと。もし、それがきっかけで負荷をかけてしまい辛い思いをさせてしまっていたらとても申し訳ないなと思うのです。例えば、「積極性が大事だよ」と言っていますが、積極的でなくたって全然良いんです。それぞれのご事情があると思いますし、積極性とは違う方向で自分なりに頑張っている方も多いはずですので。

ローブログでは、どうしてもこちらからの発信が中心になりますので、私の色が強く出てしまうのですが(ひとつ前の記事でゲストブログを募集したのは、この問題を少しでも解消してフラットな目線でいられるようにしようと思ったからです)、それを踏まえて、一歩引いてご覧頂くのも良いのかなと思っています。「ふむふむ。こんな考え方もあるのね。」って感じで。

 

そんな訳で、今回は、積極性とは逆の関係にあるとも考えられる、省エネや休むことの大切さについて書いてみることにしました。

 

まず、省エネについて。

基本的に人が何かしらの営みをするにあたって、一定のペースを保ち続けることは難しいと思っています。モチベーションの上げ下げがあるはずですし、外的な要因によってやむを得ず動きを乱されることがあるからです。そのような事情がある中で、常にエネルギーを全力で注入していくのは、かえって非効率になることもあるような気がするのですね。

例えばの話。これから先の3kmで、100mごとに一時停止しなければならないところがあるとわかっているのに、自動車を都度100km/hで走らせてもあまり意味がなさそうですよね?おそらく半分以下の速度で走らせても、3km先にゴールする時間に大差はないはずですし、ガソリンを余分に使いコストが増大してしまうのではないでしょうか。事故のリスクも増します。

要するに、必要なエネルギーを必要な分だけ投入していくのがスマートなのかなということです。一生懸命やろうとすると、ついつい無駄にエンジンをふかしてしまうので、「基本は省エネでいいや」というスタンスは理にかなっているようなイメージがあります。なんか肩の力がいい感じに抜けている人って強者に見えません?

 

次に、休むことについて。

休まなければ、倒れてしまいます。倒れてしまったら、頑張りたくても頑張れません。

シンプルですが、これだけで休むことの大切さは伝わるのではないでしょうか。

私は、ある程度の睡眠時間がないと電池切れのように元気がなくなるので(以前旅行にいった時に8割くらい寝てしまいました。車の中でも、船の上でも、ソファーの上でも、ライブ中でも。「眠りのmick」と呼んでください。)、最近は睡眠時間をきちんととることに気をつかっています。心身の状態を健全に保ちたいという思いはみなさまと共有できることと思います。人生は長距離のマラソンですので、長い目で見てどうなるかを考えて日々を過ごしていきたいですね。

 

そんな訳で、私自身の司法修習中の生活についていえば、要所で積極性を発揮するよう意識はしていたものの、基本は省エネモードでした。100%の力でフル稼働するとどこかに歪みが生じます。また、休憩・休息はとても大切にしていました。お布団だいすき。

現在も、多少プレッシャーがかかっている分、省エネにしたり休憩・休息をとったりすることが難しくなっていますが、ベースは変わりません。

 

みなさまも、差し引きを考えながら日々の生活を過ごしてみてはいかがでしょうか?というご提案でした!