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約2週間の弁護修習を経た今

弁護修習が始まって2週間が過ぎました。

今後はもっとたくさんのことを吸収していきたいなと思っています。雰囲気が掴めてきて少し気が緩みそうなので今感じていることを簡単に整理してみます。

 

これまでで上手くいっているなーと思うことはメモの一元化とスケジュール管理です。

 

メモの一元化

基本はB5のノートを使って時間ごとにやったことをメモするのですが、時と場合によっては小さなメモ帳にメモをすることもあります。また、事務所で気を使ってくださる若手の先生がわざわざリーガルパッドをくださったので、その先生に付いて外回りに行く時はそちらにメモをします。

で、そういった色々なところに散らばったメモですが、B5のノートに全て貼り付けることでまとめています。こうすると、意外とノートが豊かに見えて頑張ってる感がでるし、メリハリも付くので割と良いまとめノートに仕上がります。頂いたプリント的なものもそこに貼り付けます。

そんな訳で、ズボラな自分がなんとか日々の活動を整理することに成功できています。

 

スケジュール管理

自分の弁護修習先は指導担当にべったりというよりは事務所の弁護士の先生に自分で声をかけて色々と見せてもらうスタイルです。民事が中心の方と刑事が中心の方で半々なので、タイミングを見ながら両方のバランスをとってお願いをするようにしています。

また、起案やリサーチのタイミングも自主性が重んじられるのでペースを自分で作りやすいです。

そんなこともあり、均整のとれた修習生活になっているのではないかと思っています。実務修習結果簿がなかなかきれいに埋まっていっているのかなと。

 

逆に改善したいなーと思うことは自習の時間の確保の不十分さです。

 

日々緊張感のある中で過ごしているため、帰りが遅くなると疲れもあってどうしても勉強が思うようにできません。

弁護修習では新しく触れる法律や改めて勉強したい法律がたくさん出てくるので、ここはどうにかしたいところ。体調管理をしっかりして、時間をきちんと捻出するくらいしかできなさそうですが、なんとか頑張ってみたいと思います。これができるかどうかで伸び具合が大きく変わるはず。

 

ちなみに今きちんと勉強したいのは倒産法です。想像以上に倒産の案件が多くて、さすがに簡単な基本書を一読しただけでは十分には付いていけないので(ちなみに司法試験では知的財産法選択でした)。

どんな事務所に行くにしても倒産法と労働法は抑えておいて損はないような気がします。弁護修習に向けて白表紙以外に何か勉強したい方がいるのならこの辺なのかなと。

 

そうそう。憲法以外の司法試験の基本科目は色々な場面で出てきます。行政法や民訴の知識が事案の鍵を握っていることに気づいた時とかは新鮮さでパッと目が覚める感じがしました。あと、法律相談の途中で弁護士の先生から「この場合、商事時効の問題ってどうなるんだろう?」と聞かれたときに条文を使ってすぐに説明できたのも司法試験の勉強が活きた感じがして嬉しかったです。

やっぱりこれらの科目は大切なんだなーと実感しました(もちろん憲法もとっても大切だと私は思います)。

 

という訳で、日々の積み重ねの重要性を噛み締めながら書いた記事でありました。