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中山信弘『著作権法〔第3版〕』

新しい版が出たということで早速購入しました。

 

じゃーん。

 

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(中山信弘『著作権法〔第3版〕』有斐閣)

 

かなりの厚みになっている(800ページ超えで、第2版から150ページくらい増えています)ので、当然通読はまだまだ先ですがざっと目を通した簡単な感想を。

 

・巻末の目次が若干充実した。

・面白い脚注が増えた。特にパロディ論のところの脚注300が好き。自分はガチガチの法律論よりも、世の中と法律の繋がりが垣間見えるような記述が好きなのだと思う。

・応用美術のところ(特に基本的考え方のところ)にとても力が入っている。ここだけでも新しい版を買った甲斐がある。

・近年の改正にもたくさん言及がある。大変ありがたい。

・カバーを外した時の背表紙の装丁がこれまでと違う。

 

ゆっくり読んで改めて著作権法を勉強したいと思います。

 

カプセル内からお届けします

以前より「寝る以外の疲労回復手段を持っておいた方が良いな」と考えていました。

 

そこで思いついたのが

 

酸素カプセル

 

です。

 

都内にはいくつかお店があります。

目ぼしいところを見つけて早速利用してみることにしました。

 

コロナウイルスの問題もあるので外出の可否については色々ご意見があると思いますが、体のケア等に関しては予防・対策にもなると考えているので私は利用することにしています。

 

実際にお客さんもそれなりにいるよう。予約枠は結構埋まっている状況でした。

 

予約時間ぴったりにお店へ到着。

漫画喫茶のように、受付をしてすぐ利用という流れだと思っていましたが、事前に簡単な問診票に記入したり、酸素カプセルの効用を丁寧に説明してもらったりと医療機関っぽい要素もあるんですね。気圧の問題とかが関係しているんでしょうか。

 

カプセル内では体に入りやすい酸素が出てくるそう。酸素には結合型と溶解型というものがあるらしいです。

そして、何度も利用することで高い効果が得られるとのこと。

効果としては、疲労回復はもちろん、利用後しばらくはお酒で酔いにくくなったりするみたいです。美容とかにも良いらしい。

お値段は、初回だと60分2000円、90分3000円ほど。

 

営業トーク的な側面もあるのでしょうが、説明してくださった方からは全くそういった香りがせず(むしろそうならないように気をつけている感じがして)、好印象でした。

 

効果があるかどうか検証するにはある程度の長さが欲しいなと考えたので長めの90分をチョイス。

 

先にお金を払った後、すぐにカプセルへ。

 

カプセル中は決して広くないので、狭いところが怖い方には向かないかもです。たしか事前の書面でも閉所恐怖症かどうかのチェック欄があったような気がします。

私も入るときは「棺桶に入るのってこういう感じなんだろうな」と思ってちょっとだけ怖くなりました。

 

とはいえ、中ではスマートフォンを使えたり、読書できたりするので難なく過ごすことができます。

気圧の関係で持ち込めないものもあります。ペットボトルとか。

 

事前に選んでおいたアロマの匂いもあってなかなか心地よいです。

温度調節が難しくやや寒い気もしますが、毛布があるので気になりません。

 

読書が終わってしまったので、カプセル内でこの記事を書いてみました。

効果が出るのを期待しながらもう少しだけカプセル生活を楽しみます。

 

追記

その後、酸素カプセルに週1程度で通っています。まだ2回程の利用ですが、体の調子はなかなか良いのでしばらく続けることになりそうです。

ちなみにお値段は2回目以降は少し高くなるものの、回数券の利用等で費用を抑えることはできます。値段相応の価値はあるんじゃないかなと思っています。

役割分担

弁護士の仕事にも色々なものがあります。

 

分野、立ち位置、地域、考え方などによって様々です。

 

このうち分野だけとってみてもたくさんあります。しかも、一般にひとつの分野とされているものの範囲はとても広い。例えば、企業法務ならば、大企業か中小企業かであるのか、業種が何かによって全く違います。刑事事件でも、被疑者・被告人側につくこともあれば、被害者側につくことだってあります。

 

さらに、上記の様々な要素を(意図しているか否かにかかわらず)組み合わせることによって、弁護士の仕事は無限の広がりを見せます。

 

最近は弁護士全般に法律以外の分野への意識も強まっているように思います。

 

極めて大雑把に言えば、掛け算足し算し放題です。

私はここに夢があると思っています。大変ながらも魅力的な仕事として受け止められている理由はここにあるのかなと。

(もちろん、自分の持っている数字を大きくしていくこと、すなわち、深めることにも魅力を感じています。日々の仕事との関係ではむしろこちらの方が重要かもしれない。)

 

そして、これだけ広い世界の全てを手に入れることはできません。

 

だからこそ、(物理的あるいは能力的に)自分のやれない仕事をされている弁護士を私はとってもうらやましく思います。

 

そして、大変ありがたく思います。

泥臭い仕事や砂を噛むような仕事をしている方がいるからこそ、弁護士という職業が世間から一定の信頼を頂けていると考えています。

大きなプレッシャーを抱え心身共に限界まで頑張っている仕事をしている方がいるからこそ、弁護士が社会にとって重要であると思って頂けているのだと考えます。

多くの弁護士の仕事がなければ、世の中は大変なことになっているはずです。多くの仕事を限られた人数で質を保って対応することはできません。

そういった意味で、弁護士ごとの仕事内容の違いは役割分担なんだろうなと思っています。自分が今のフィールドで頑張れているのは他の弁護士のおかげ。

 

弁護士の世界では(特にSNS上では)、日夜様々な議論がなされています。そのうちの少なくない数が仕事内容の違いがきっかけになっていると思っています。

役割分担を意識するともう少しハッピーな形で話に花を咲かせることができるのではないかと思います。

 

追記

よくよく考えてみると、これって弁護士の世界だけに限らないですね。

世の中は、みんなで助け合いながら成り立っています。

月並みな言い回しですが、広い視野で物事を見れるように努めて参ります。

 

弁護士との繋がり

他の事務所の弁護士との繋がりは持っておいた方が良いなと感じることが少なくない数あります。

 

たとえば、立場上受けられない案件だけれども信頼できる弁護士についてほしいような場合、紹介をするのが自分のできる最善の方法であるように思えます。

 

案件の分野やお客さんのキャラクター等を踏まえて適切な弁護士を紹介したいところ。

分野とキャラクターの2つだけとってみてもマッチするだろうだなという方は決して多くはなく、さらに依頼を受けてもらうというハードルもこえないといけない。

そうなると紹介するにあたっては候補になる弁護士がたくさんいるほど良い訳でして、顔の広さや多くの方との繋がりは大事なんだなと。

 

コロナウイルスの影響で話したい方をお食事に誘ったり、新しい場所に飛び込んだりしづらいところはありますが、できる範囲でご縁を大切にしていきたいです。

 

自分が案件に携わって解決することだけが全てではないということは分かっているつもりでしたが、弁護士になってその意味がきちんと理解できはじめている気がします。

思いの外そういった場面は多いです。

法律以外

弁護士業をやっていくにあたっては、法律以外の知識もある程度は持っておくべきだなと感じます。

 

とはいえ、どの世界にもプロがいますから、あんまりそっちに傾倒しすぎても仕方がないことも多い。

 

携わる案件に必要となる知識を適宜補充しつつ、必要最低限のところは広く浅くで良いからカバーしておくという形になるでしょうか。

 

取り急ぎ、会計や税務、業界地図的なところはフォローしておきたいなと感じています。

 

ちなみに私は今こちらを読んでいます。

サクサク読めて良いです。

 

私は諸事情で、業務の一環としてある分野について日々勉強することになっています。

同期の中でこの分野をがっつり勉強されている方はあまりいらっしゃらないと思うので、これに時間を割くことにつき不安があるというのが正直なところです。

他方、この勉強がプラスになることもたくさんあるはずで、いつか「やっていて良かったと思えたらな」という期待もあります。

 

うーん。不安と期待を抱えて生きるのは受験生時代も今も変わりませんね。

ただ、不安の性質が異なっていて、今の方がずっとましです。