時は金なり
弁護士になってからというもの時間の大切さというものをひしひしと感じるようになりました。
もちろん、以前から、
時間は有限であり、大切にしなければならない
ということは理解しているつもりではあります。
しかし、それは抽象的な感覚でして、実際に自分の持っている時間の価値をはっきりと推し量ることができていなかったのだろうなと思います。
と言いますのも、弁護士になって以来、一定の場合にはタイムチャージ式で報酬を算定させて頂くことがありまして、まさに自分の時間がお金になっているのが目に見えて分かるようになったからです。
1時間あたり数万円の価値ということになると急に実感が沸いてきます。
それだけの価値を生み出す仕事が求められているということなのですが、裏を返せば、相当程度の価値を生み出せるだけの潜在的な可能性が時間にはあるとも考えることができると思います。
「果たして、今の自分の時間の使い方は数万円の価値に繋がるだけのものなのか」
こういう視座を持っておくと、なんとなくやりがちな無駄な行動を減らせるような気がします。
もちろん、常に効率や成果だけを意識するのは窮屈ですし望ましくはないと思います。(最近流行りのビジネスにアートを取り入れようという視点は、まさにこういうところに通ずるのでしょうね。)
ですが、どうしても仕事量が多い弁護士業の性質上、費用対効果は重視していかないといけないと考えております。
巷の弁護士たちの仕事の様子についての話題は、時間のみに着目した両極端なもの(徹夜や終電間際or夕方や定時帰り)が多いような印象を受けます。しかし、質も大事な訳でして。これが抜け落ちると終業時間チキンレースになってしまいます(あ、なんかチキンラーメン食べたくなった)。
そういう意味では、この手の話題で質のことまで考えて話せている人は時間の大切さに気が付いている方なんだろうなと。
自分はある程度の時間を割きつつも、高いパフォーマンスを維持していく、「量と質」を共に相応のレベルで確保していくことを目標にしていきたいなと思います。
言うのは簡単ですが、行動するのは難しい…
自分に厳しくすることで活路を見出せないか試行錯誤してみます。
だらけていたら、注意してやってください。よろしくお願いいたします。